信じて見守るということ

山梨県の高齢化率は32.2%。

全国平均よりも高いという。

その数字の中の一人が、私である。

これからも高齢化は進んでいくのだろう。

だからといって悲観するのではなく、無理をしないで、自分にできる社会貢献を続けていきたいと思う。

一方で、社会の変化の速さについていけないと感じることも増えてきた。

AI。

デジタル化。

価値観の変化。

若い人たちは、私たちが想像もできない速さで新しい時代を生きている。

熊本の地震の映像を見た。

崩れた建物や、変わり果てた街並みを目にすると、まるで戦争の映像を見ているような気持ちになった。

災害は、一瞬で日常を変えてしまう。

そんな映像を見るたびに、若い人たちは大丈夫だろうかと心配になる。

でも、その心配の裏には、自分の不安もあるのかもしれない。

若い人に、あれこれ言いたくなる。

こうしたほうがいい。

ああしたほうがいい。

でも、それは本当に相手のためなのだろうか。

もしかしたら、自分が安心したいだけなのかもしれない。

いつまでも自分の考えの中に留めておきたいだけなのかもしれない。

若い人には、若い人の生き方がある。

若い人には、若い人の時代がある。

だから、信じようと思う。

困ったときには相談してね。

そのくらいの距離が、お互いにとって心地よいのかもしれない。

親が子を支える。

子が親の面倒を見る。

それが当たり前と言われてきた時代もあった。

でも、これからは、その当たり前も少しずつ変わっていくのだろう。

大切なのは、形ではなく、互いを思う気持ちなのではないだろうか。

年齢を重ねるということは、知識を増やすことだけではない。

心配する気持ちを、信じる気持ちへと育てていくこと。

祈って、信じて、見守る。

その懐の深さを身につけることも、高齢者に与えられた大切な役割なのかもしれない。

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