友人が少し寂しそうに話してくれた。
「ペットショップで犬を買おうと思ったら、年齢を理由に販売を断られたの。」
最初は驚いた。
でも話を聞いて、もう一度考えた。
犬の寿命を考えれば、飼い主より長く生きる可能性がある。
最後まで責任を持てるか。
それは、とても大切なことなのだろう。
そう思う一方で、少し切ない気持ちにもなった。
年齢を重ねるとは、こういうことなのかもしれない。
少子化、多死社会。
ニュースでは何度も耳にする言葉だ。
人口減少率が10%を超える自治体も増え、山梨県でも早川町や身延町、大月市など、人口減少が深刻な地域がある。
地域の暮らしを支えるインフラや、その維持管理も大きな課題になっている。
今年の猛暑も厳しい。
高齢者にとっては命に関わる暑さ。
それは高齢者だけではない。
炎天下で働く果樹農家の皆さんも、毎日空と向き合っている。
気候変動に対応しながら品質を守ることは、どれほど大変なことだろう。
山梨のワインづくりも例外ではない。
そう考えていたら、昔よく飲んだ一升瓶のワインの味を思い出した。
今では、ワインを飲む機会もほとんどなくなったから
懐かしい味として心に残っている。
甲府市では、まもなく子どもたちの長い夏休みが始まる。
部活動の遠征では、保護者の協力も欠かせない。
先生方の働き方も変わり、部活動の在り方も少しずつ変化している。
便利になったこともある。
難しくなったこともある。
時代は確かに変わっている。
でも、どんな時代になっても変わらないものもある。
誰かを思う気持ち。
最後まで責任を持とうとする気持ち。
支え合おうとする気持ち。
それは人口が減っても、社会が変わっても、失いたくないものだと思う。
子どもたちにとっては待ちに待った夏休み。
暑い夏だからこそ、熱中症や事故には十分気をつけてほしい。
たくさん遊び、たくさん学び、たくさん笑って、ひと回り大きくなって帰ってきてください。
みんな、気をつけて、いってらっしゃい。