祈るしかない夜

7月28日 熊本県八代地方で大きな地震が起きた。

十年前、大きな地震を経験したばかりの熊本。

あの記憶がよみがえった方も多かったのではないだろうか。

まだ被害の全容は明らかになっていない。

余震も続いているという。

ニュースを見ながら、私の頭に浮かぶのは数字ではない。

停電していたら、この暑さの中で赤ちゃんのミルクはどうしているのだろう。

暗くなって、不安で泣いている子どもはいないだろうか。

持病のある方は、お薬を飲めているだろうか。

高齢者は無事に避難できただろうか。

そして、イオンモールでの事故。

救助を待つ人がいるのではないかと思うと、胸が締めつけられる。

今の私にできることは何だろう。

現地へ飛んで行くことはできない。

状況もまだ分からない。

だから、ここで祈るしかない。

何を祈ればいいのか、言葉にならない。

ただ、

一人でも多くの命が守られますように。

救助にあたる方々が無事でありますように。

今夜、不安の中で眠れない子どもたちの心が、少しでも守られますように。

それだけを願っている。

祈ることは無力なのかもしれない。

それでも私は信じたい。

風よ、雨よ、どうかこの祈りを届けてほしい。

今夜は静かに、熊本の空へ向かって祈ろうと思う。きっと、その祈りは届くと信じて。

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