受診のタイミングについて

1.発熱した患者様などについて、私の対応をお知らせします。

発熱して間もない場合には、迅速検査に反応することがほとんどありません。私の感覚では、発熱して6時間以上経過していたら、何らかの反応があると判断しています。しかし、家族がインフルエンザや新型コロナウイルスに罹っていて、療養中であった場合には、検査をしないで診断しています。

11月に入り、コロナでもインフルエンザでのアデノでもない、発熱の症例を診察するようになりました。現在は、発熱の原因究明については、迅速検査(コロナ、インフルエンザ、アデノウイルス、RS、ヒトメタニューモウイルス、ノロウイルス、ロタウイルス)で出来る範囲にしています。発熱が原因なく3日以上継続している場合には、市立甲府病院、県立中央病院、国立甲府病院の小児科の先生にご相談し、必要と認められた場合には紹介しています。

インフルエンザと診断され、抗ウイルス剤を内服していても、3日以上継続して高熱が続いていたり、安定した状況にならない場合も稀にあります。そのようなときには、私の外来では、ご心配に及びませんので、外来受診を勧めます。

コロナウイルスと診断されたときには、主な症状がなくても、解熱してから、咳や鼻水が増えることがあります。そのような場合には、お薬のちからを借りることをお勧めします。

基礎疾患のある方には、私はパキロビッドパックを処方します。5類以降されてからは公費で治療が受けられず、一定額の金額をいただくことになりますが、保険適応されていますので

ぜひお勧めします。私は、感覚的にシオノギ製薬の抗コロナ治療剤の効果を感じませんので、それならば、ラゲブリオを選択します。

園の都合で、本来であれば1日3回の処方で効果のある内服薬であっても、1日2回しか内服できない場合には、薬の効果は落ちることが一般的です。1日2回処方の場合には、最大処方しても4日から5日が多いです。処方されても症状が悪化したり、新しい症状が加わったならば、ぜひお薬があっても受診を検討してください。

2.来院した時の症状が、自宅で療養している間に変化して、別の症状が加わったり、更に悪化して、食事ができなかったり、夜眠れなかったり、生活に支障が生じた場合には、お薬があっても受診をお勧めします。

3.11月中旬から12月は、私の公的仕事で木曜日の午後、土曜日の午後、日曜日に県外などへ出向することが多くなります。携帯電話に対応出来ない場合には、ショートメールでお知らせください。相談だけになってしまうことになってしまうかもしれませんが、連絡をいただければ対応致します。

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